薬剤管理情報
組成・性状
組成
販売名 | ユニツキシン®点滴静注17.5mg/5mL | |
有効成分 | 1バイアル中(5mL) ジヌツキシマブ(遺伝子組換え)注)17.5mg含有 |
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添加剤 | 1バイアル(5mL)中 L-ヒスチジン |
15.5 mg |
注)マウスミエローマ(Sp2/0)細胞により産生される遺伝子組換えキメラモノクローナル抗体である。
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製剤の性状
販売名 | ユニツキシン®点滴静注17.5mg/5mL |
剤 形 | 水性注射剤 |
性 状 | 無色澄明の液 |
pH | 6.6~7.0 |
浸透圧比 | 約1(生理食塩液に対する比) |
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有効成分に関する理化学的知見
一般的名称:
ジヌツキシマブ(遺伝子組換え)
Dinutuximab(Genetical Recombination)
分子式:
C6422H9982N1722O2008S48(タンパク質部分、4本鎖)
H鎖:C2153H3335N567O668S18
L鎖:C1058H1660N294O336S6
分子量:
約150,000
本 質:
ジヌツキシマブ(遺伝子組換え)は、遺伝子組換えキメラモノクローナル抗体であり、マウス抗ガングリオシドGD2モノクローナル抗体の可変部及びヒトIgG1の定常部からなる。ジヌツキシマブ(遺伝子組換え)は、マウスミエローマ(Sp2/0)細胞により産生される。ジヌツキシマブ(遺伝子組換え)は、443個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ1鎖)2本及び220個のアミノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質である。
製剤学的事項
製剤の各種条件下における安定性
試験 | 保存条件 | 保存形態 | 保存期間 | 結果 |
長期保存試験 | 5±3℃、遮光 | 5mLガラスバイアル | 18箇月 | 全ての結果は規格に適合した。 |
加速試験 | 25±2℃、60±5%RH、遮光 | 6箇月 | 不純物等の規格に不適合となった。 | |
苛酷試験 (光) |
総照度120万lx・時以上及び 総近紫外放射エネルギー 200W・h/m2以上 |
ー | 規格に不適合となった。 |
測定項目:性状、pH、純度試験、生物活性及びタンパク質含量等
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取扱い上の注意
規制区分:
生物由来製品、劇薬、処方箋医薬品(注意―医師等の処方箋により使用すること)
貯法:
凍結を避け、2~8℃で保存 *1
有効期間:
18箇月
その他:
(1)遮光のため、本剤は外箱に入れた状態で保存すること。(凍結を避け、2〜8℃で保存)*2
(2)振盪しないこと。
*1 製剤が包装された状態での貯法、*2 開封後の保存条件
包装
ユニツキシン®点滴静注17.5mg/5mL:1バイアル(5mL)

関連情報
承 認 番 号:
30300AMX00291000
承 認 年 月:
2021年6月
薬価基準収載年月:
2021年8月
販 売 開 始 年 月:
2021年9月
再審査期間満了年月:
2031年6月
承 認 条 件:
1.医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
2.国内での治験症例が極めて限られていることから、製造販売後、一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は、全症例を対象に使用成績調査を実施することにより、本剤の使用患者の背景情報を把握するとともに、本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し、本剤の適正使用に必要な措置を講じること。